クレーンを通して、世の中の役に立つ仕事。現在は組織力の強化を目指しています。
営業部次長
前職は先物取引の営業。もっと人に必要とされる仕事がしたいと別の仕事を探していたところ、職業安定所で友人が勤めている平野クレーングループを見つけて応募する。入社後は営業部に配属され、そこから現在に至るまで橋梁部門を担当する。3年前には課長に、昨年には次長に昇進。明るいキャラクターで部下を牽引する。
入社のきっかけは?
当社で働くまでは、先物取引の営業職に携わっていたので、業界のことをまったく知りませんでした。ただ、橋や道路などのインフラを支えているという部分にひかれ、友人が働いていることで親近感を覚えて応募したのが入社のきっかけです。高速道路の建設など、人々の暮らしに欠かせない工事に関われることにうれしさを感じますし、頑張りがいがありますね。
自分で判断して動ける仕事だから、同じ日は1日もありません。
これまでの仕事においてクレーンと関わることがなかったので、ミニカーで見たようなものしか想像していなかったのですが、全然違いました。実はクレーンと一口に言っても、種類はさまざまで、大型のものになると分解と組立が必要になります。その工程がわからないと、見積りの作成ができません。入社後は分解と組立にどれくらいの時間がかかるのかを学ぶところから始めました。また、現場に出向いて、責任者の方と関係を築くことも重要です。外回りに出れば、1日で10社の方たちとお会いすることも。前職では、テレアポがメインだったので対面で話すことが新鮮でしたし、おかげでずいぶんとコミュニケーション能力が磨かれました。ルーティンがなくて、仕事は起伏に富むので、あきることなく続けられています。決められたものがないので、自分で考えて行動したい方にピッタリな仕事だと思いますね。
思い出に残る現場を数多く経験でき、そのたびに成長できる。
「平野クレーン工業」で働く魅力として、若いうちから大きな仕事を任せてもらえる社風があります。私も入社2年目のときに、若手の先輩と一緒に大山崎ジャンクションの工事の営業を任されました。とても複雑な形状をしているジャンクションで工事も3年がかりと非常に大規模だったこともあり、試行錯誤しながら毎日を過ごしましたね。どのくらいの大きさのクレーンが入りそうかという判断も日々迫られますし、うまくいかない日もありましたが、そういう環境の中にいるからこそ成長できました。また、自宅の最寄り駅をまたぐ橋の建設に関われたときもうれしくて、現場に子どもを連れていこうかと思ったくらいです。結局は連れていくことはありませんでしたけど、完成後に「この橋の建設にはお父さんも関わったんだよ」と伝えました。そうやって、子どもに胸を張れる仕事に就いていることに喜びを感じます。
成長を続ける会社に対応できる組織をつくり上げたい。
私が入社してからも順調に会社は成長を続け、いまでは当時の倍近くにまで増えました。そうすると、当然仕事量も増えるので、対応する人数も必要です。これまでは、割と社員ごとの個の力で解決していけましたが、今後はしっかりとした組織をつくらなければいけないので、その体制づくりを考えています。教育方針も刷新し、時代に応じたやり方を模索し始めました。会社全体で職場環境の改善も進んでいて、以前より働きやすくなっており、これからチャレンジしたい方にとって、どんどん良い状況が整ってきています。当社は、若手からベテランまで多様な人材が揃っています。若くから始めると、取引先の若手社員と一緒に階段を上がっていける面白さがあり、私の経験でも入社から付き合いのある方が何人も責任あるポジションに就かれています。ベテランは持ち味を発揮でき、若手は可能性を広げられる。そんな組織づくりに注力し、会社の発展に貢献していきます。